日本は世界一

今週のお題「2017年にやりたいこと」

私はアメリカに四十三年間住んだ後、2015年2月に遂に日本に帰国した。私が帰国して一番最初に気づいたのは日本が世界一の国であることだ。日本には日本の国が世界一とは思わない人が相当数いるようである。実は私もアメリカに住んでみるまでは日本が世界一とは思っていなかった。私はアメリカでの氣功の訓練のせいで膝を悪くしてそのあと手首を大骨折してしまい、日本に帰国してから国も認める立派な身体障害者となった。毎日杖をついて歩っていると見知らぬ人が私に声をかけて、大丈夫ですか?と心配をしてくれるのは日常体験している事である。こんな事はアメリカでは経験したことは無い。日本人には他のどの国にも無い優しさと親切心がある。そしてこの国の国民健康保険介護保険のお陰で私には医療費の支払いがビックリする程少なく助かっている。こんな制度も外国には無い。イギリス位であろうか。この医療制度も私は世界一と思っている。北欧の国に比べれば、劣るかもしれないが、機能はしている。帰国してすぐに歯医者へ行ったが、治療が終わって、トイレを使って驚いた。便器の前に立った時に便器のカバーが自動的に開いた。ビックリした。アメリカのホテルでもこんなトイレは無い。公共のトイレは粗末で汚い。これも世界一である。どうりで外国人が日本に来て驚く訳である。私はヨーロッパ、中南米、東南アジアの国々を訪れたことがあるが、日本の国ほど、民度が高く、設備、インフラが整って清潔な国は無かった。私は日本の文化芸術が大好きである。好きというより愛している。私は日本人として生まれたが22歳の時にアメリカへ行ってから43年の月日が流れてしまった。アメリカでは日本を、私の故郷の東北を懐かしくホームシックになったものである。今や日本に戻り、朝起きてから夜寝るまで日本語を喋り、自転車に乗って買い物へ行けば日本の物が溢れて日本のものに囲まれて、周りを見渡せば日本人がいる。私には同胞に囲まれて心地良い事ばかりである。何より安心で安全だ。その上に、私が命をかけて習得した氣功を教えて生活をしている。時折、お金が足りずに困ることもあるが、毎日こんなに楽しく嬉しい日々を過ごしているので別に苦にもならない。ましてや、私には修練を共にする家族の道場生がいる。そして今では私の同志で仲間である道場の指導員がいつも一緒に居てくれるので、寂しいと思う事もない。欲しいものは高いものではないが、全て手に入り、揃っている。高級なものは欲しいと思った事も無い。毎日幸せでいっぱいだ。私は右翼ではない。超リベラリストと自認している。が、日本に生まれて育った事がどれほどに特殊で素晴らしい事なのか、大抵の日本人は当たり前のこととして気づいていない。日本が日本人がほとんど全ての分野で世界一であることを。日本人には特殊な資質がある。どんな事でも手につけた事はどんなものでも完璧に仕上げる事である。今は完璧でない制度であってもいづれは完璧な制度となって日本人に寄与することであろう。