ピーク時の感覚

私の肉体と感覚が師母との苛酷な訓練の後、異様で特別な身体が出来上がっていて、特殊な経験をしたので、それを紹介したい。日課として、毎日朝晩の瞑想は私には不可欠で、無くてはならないものであった。どんな所で目を閉じれば、心は静まり、氣は丹田に降りるのであった。夜はグッスリ眠れて、朝は自然に朝早くに目が覚めた。寝ている時に面白く、特別な経験をしている。寝てはいるが寝てない。意識は研ぎ澄まされて、まるで自分の回りがレーダーで防御されてる感覚で、チョットした物音がすると目はスグ開いていつでもどんなことにも対応出来る状態だ。私の妻と熱海の旅館に泊まった時のことである。夜中に妙に騒がしい。微かな音であったが、感覚的に騒がしい。火事である。妻を驚かさないように起きて、あちこち見て回ると窓の外の壁が燃えて火の手が我々の部屋に燃え移ろうとしている。スグに妻を起こして部屋を出た。何事も無く、翌朝、お詫びとして、美味しい干物を頂き、家に帰って、美味しい朝ごはんを食べたのであった。今でも、鮮明に覚えている。このように、氣功、そして、瞑想は、事故や怪我から自分と家族、生命を守ってくれるのである。