勁空勁其の二

もう一つ、全身全霊で押す、同じように相手とコネクト、氣の繋がりを結ぶ。これは大事である。全心全霊と言うと緊張して歯を食いしばってしまう。それでも構わない。押した時の一時にすべきである。その後、リラックスすることである。そうすると緊張とリラックスのタイミングが分かってくる。陰と陽のように、陰の中に陽があり陽の中に陰がある。微妙な加減がある。修練で獲得するしかない。体験以外には正しい勁空勁の学習は出来ない。以前、呼吸法の生徒がナマイキにも私も人を飛ばせると言って、私と張り合った者がいたがこの勁空勁と同じレベルではない。次元が違うのである。飛ばせると自慢する者はまた自己顕示欲の固まりだから、会話のキャッチボールが出来る訳がない。当時の私の道場に通っていた呼吸法の人間は今の私の氣にショックを受ける筈である。どんなに頑張っても、追いつけない。毎日修練を続ける姿勢が大事で、練習と結果はウソをつかない。練習修練が全てである。