無鍼の治療

私が通氣の儀式の寸前辺りであったか、その時の訓練のピークにあった私はクリニックに訪れた患者の治療を頼まれた。以前から知り合いであったので、雑談をしていた。いつでもどこでも、リラックスして気だるげに反応していたので、知らずに患者と氣の交流をしていたらしい。患者は治療室の治療台の上で寝てしまった。私もオフィスの自分の部屋に戻り、椅子に座って寝てしまった。時間になって、患者に痛みはどうですか?もう何ともないと言うので、料金を受け取って、見送った。後で気づいて、鍼を刺すことを忘れてた。氣が通れば鍼を刺すことも必要無いと理解出来たのであった。笑い話となっている。