蓮子の花

蓮子の花は仏教で珍重される花である。蓮子の花の最大の特徴は泥の中で成長する。そして真っ白で大きな花を咲かす。

我々の住む此の世も同じようなもので、世の中、世間、歴史もドロドロの泥で汚れているが、そんな中でも人間が立派に泥で汚れること無く、大きな花を咲かす人がいる。咲かさねばならないのだ。貧富貴賎の家は生まれる前に選べない。ならば、親や先祖の業を引きずり生きるのは同じ歴史の繰り返しとなって、波動を高めることはできない。波動を高めるには先祖と親の悪業を断ち切ることが必要だ。

新しく自分の世代を作り直す作業が必要だ。黙って寝ていて餡餅が口に入る訳は無い。努力精進勤勉と勇気ある決断が

ある人生の場面で必要不可欠になる。

命は人生は失ってしまえば戻ることは無いが、人生の中の失敗は挽回出来る。

遅くならないうちに人生のやり直しは可能なことである。私は間違いに気づいて

やり直した。一朝一夕ではない。時間はかかったが、ここまでやっと辿り着いた。身体はボロボロになったけども、

氣は、精神はこれまで以上に元気で

壮年の男のようだ。氣がたくさんあれば

肉体も元気になって来る。ストレスが

脳に影響を与えて、胃だけでなく、他の臓器に悪影響を与えて病気になるメカニズムが明らかになった。親や先祖の因果を引きずって生きることはない。早く

治療して本当の「自分」に戻るべきだ。

ハスの花になるべきである。

蓮子は花だけでなく、根も栄養タップリの蓮根を作る。ちなみに蓮根の実も漢方で使い、花を愛でて、根は蓮根となって、美味しい和菜でたくさん食べると元気になって痩せることとなる。

無駄の無い、仏教に縁のある植物である。大本教の出口聖師の歌に

艱難の大なる後は幸せの

大輪の花が咲く、  がある。