食の秘密

私が習った井上先生の食制の食べ方の基本は玄米菜食で、最も重要なことは、次の日の排泄を考えて食物を食べるということである。日本ではバブル以来、美味しいエスニック料理などが流行って、

食べる種類が増えて、足し算するだけの食べ方になったが、引き算も必要だ。

玄米は白米よりも食物繊維が豊富で

胚芽がついているので栄養価も高い。

唯一ビタミンCが無いので菜食で補う。

私は以前体重が九十五キロあって、身長は百七十センチしかないのでオーバー

ウエイトと思い、減量した。昔の相撲取りの舞の海と同じ体格であった。この時に

井上式食制を実行した。和菜を中心に玄米を毎食食べる。排便の量が多くなって

少しづつ体重は減り、身体が軽くなると

氣がもっと出てくる。氣をもっと強くしたいのでストイックに玄米菜食を進めた。

三年ほどで10キロほど体重は減り、

体型は変わった。十年続けて六十二キロになって以前の服は全て捨てることになった。体調は更に良くなって、体重が少々増えても、玄米菜食という強い味方がいるので外食は普通に何でも食べた。この井上先生の食制をまるで秘密の門外不出の

ように勿体ぶってカネを取る者がいて、自分で研究して作り上げたように振る舞う輩も出て来るこの頃であるが、大したことは言っていない。とにかく、排泄を考えてたべることである。腸に便を溜めない。外食の場合も最初に野菜を食べることである。それだけで大分違う。