笑い

師母はいつもいつでも笑っていた。

私も日本に帰国して以来、いつもいつでも笑っている。練習の際、道場生の

氣の反応に私は腹を抱えて笑ってしまう。こんなことがあった。私が氣の

訓練の頂点に達した頃に師母との訓練で

私は氣を感じる頂点に達したらしくて、

ジャンプが出来なくなって、笑い始めたのであった。笑いが止まらない。

止めようとしても止まらない。至福感があって、

ハッピーであった。感じるには

脳内のホルモンが放出してピークに達したらしい。躁状態であった。道場にいた全員は何が起きたか分からない。

私には分かっていた。氣功の訓練で、

弟子が氣修練の極に達した時にこうなることを。そうなる前にその兆候があった

からだ。師母が目を閉じるだけでも、

私の身体は反応するようになっていた。

師母が瞑想すると遠く離れた私は

急に脚を引っ張られて以前言った八の字ダンスをするのであった。氣の訓練で

脳が刺激されて脳が活性化して氣の波動が弟子に伝わり、師母の笑いの氣が私に伝達してしまう仕組みなのである。

我々の道場では、この高いレベルを

私の開発した新しいテクニックで再現

しようとしている。時熟して、

指導員達は私の体験した笑いをするはずだ。毎回の練習が楽しみでならずに

私の持つ全エネルギーを道場生に注ぎ込んで、翌日には一日中休んで氣の回復を

待つこの頃である。

あなたは最近、心から腹を抱えて笑ったことがあるであろうか?

落語を聴きに行った時よりも、私はもっと腹を抱えて笑っている。