殻を破る

氣功習得の秘密は一言で言えば、

殻を破ることである。心に閉ざしている自分で作った壁を崩すことである。

ジャンプする回数を数えると十回まで、できればそれで良いと自分で自分の限界を作っている。でも私がもう一回と言うと、もう一回出来る。もう一回、もう一回、もう一回、と繰り返すと十五回まで出来ている。これは何を意味するか?

限界はあると自分では思うが、実は限界はない。自らが自分に

言い聞かせている産物なのだ。実体のないものに規制されている。幻想に過ぎない。あると思えばある。無いと思えば無い。まるで禅問答であるが、そうである。自分に限界は無い。だからオリンピックの記録は更新される。限界を破る。

最終的には氣力の問題である。氣である。人間の敵は人間自身で、おのれの敵は

おのれ自身である。敵は破らねば次の世界を見ることは出来ない。次の上の段階はない。私は心理学も勉強した。催眠療法士の資格も取った。

一つ良いことを教えよう。この殻を破る特別な方法がある。心身を統一して、

両手を組む。人差し指だけ出来るだけ

大きく広げる。人差し指の間をジッと見る。不思議なことに両手の人差し指は自然にユックリ閉じる。ドンドン閉じてピタリとくっついてしまう。ある者の閉じた指は開かない。その時心に念じるのである。リラックス、リラックス、

リラックス、自分の心の壁はない。自分の殻は破れた。限界は無い。と心の中で言う。

自分に言い聞かせる。これを毎日朝起きた時と寝る前に行なう。やってみれば分かるが、殻が破れるまで何日かかるかは、あなた次第で、どれほど殻と壁が厚いかで決まる。毎日変化があるまで続けることだ。必ず結果は出る。

ぜひ試してみると良い。リラックスすると殻を破り壁を乗り越えることができる。ちなみにこのテクニックは催眠導入の方法でいろいろ研究して、私はこれを使って催眠治療を

行なう。私の催眠は習った先生よりも

私の方がうまかった。氣を使うからである。いろいろな治療に応用できる。

もちろん、トラウマの治療にも

使えるのである。