意念と神経

 NHK  のガッテンという番組で神経についての特集をしていた。

筋力が落ちるのを意念で、イメージトレーニングで防ぐことができると言うのである。私にはピーンと来た。意拳の訓練の中には意念、今で言うイメージトレーニングを良く訓練するのである。アメリカの大学の医学部の研究では、実験の中で学生の手首、腕にギブスをはめて一カ月ほど使わせずにそのままにして置きわざと筋力を落とさせる。もう一つのグループには毎日イメージトレーニングで、バーベルを使ったことを思わせる。一カ月後ギブスを外して筋力の検査をすると

イメージトレーニングしていたグループの筋力は余り落ちない。イメージトレーニングしないグループは筋力は半分に落ちていた。脳は電気信号を神経を通じて筋肉を動かす。神経の通りを意念によって良くしておくと筋力は落ちないのである。

また運動もせずイメージトレーニングもしなくてジッとしている者は神経の数も減るということが分かったとのことである。

尤氏長寿養生功のトレーニングでは、

意念の訓練を毎回している。経路の通りを良くしているのである。

解剖学的には神経と経路は別物だが、

我々にとっては同じことである。そして意念とイメージトレーニングも我々にとって、同じことである。