真の味方の者

真の敵については述べた通りである。

今度は真の味方について述べよう。

味方とは何であろうか?

自分の気にいることを並べる、耳に心地良いことを言ってくれる者が味方に思えるうちはまだまだ未熟で青いのである。

賢者はそんなことでは真の味方とは

思わない。心地良いことをしたり、言ったりする者は何かを期待してそうしているかもしれない。真の味方は自分がどう思われようが、何と言われようが、

あなたの耳には苦い言葉でもストレートに言ってのけるのである。私は何でもハッキリと言ってくれる者を側に置く。

言ってもらった言葉をジッと考えて

次の決断をする。大抵は間違えない。

自分を客観的にいつも見てくれているので、次の行動をどうすればいいのか

分かるのである。人間は自分を客観的に見ることは難しい。感情的になって、相手の向ける言葉に反応して行動する者は

必ず失敗する。私は直言してくれる者に

感謝して行動するようにしている。

そんな味方はなかなかいない。

大事にして感謝するべき、愛すべき者

である。