英語で言えば、belief  、ということであるが、師母はいつも、氣があることを

疑うな!氣を信じろ!毎日訓練すれば、必ず、氣を使えるようになる。相手をコントロールできるようになる。と言っていた。私は師母の言葉を疑ったことは無かった。そして回りの先輩同輩が私が日本人であることを嫌い、露骨に敵意を表しても、私が練習する相手は彼等ではない。師母だけが私の練習相手であると

自分に言い聞かせて訓練に励んだ。

脚はだんだん重くなる。どんなに重くなっても、どんなにこのジャンプで止めようと思っても、続けてジャンプした。

これが自分の限界であると思うのは幻想であると、訓練するうちに自分で気づいたのである。そういう訓練をしているうちに休養でタヒチに行った時に開眼をするのである。私の肩を叩いた人が後ろ向きに小走りに走って、仰向けに倒れてしまった。何事でもそうだろうが、信じることである。信を貫くところに道は

開ける。そして、今、氣を信じ、この氣功に集う指導員を信じ、私と彼等の間に信が存在して太田氣功道場が前進している。