自殺願望

日本の若者には557万人も自殺願望があるという。信じられない数である。

命は神が与えたもので自分で勝手に生まれて死んでいくものではない。良く考えてみれば、人間として生まれること自体が非常に稀なことで、もしかして虫や動物に生まれていたかもしれない。私などは、母親が言うには、中絶を考えていたと言う。まるで牛や豚を扱うようである。それでも生まれて来た。そうであるならば、精一杯死の瞬間まで生き抜いて、自分の生きた

証を残したいと思っている。自殺することは神様を裏切ることになる。何故ならば、我々の命は、大本教によると、神様が此の世に我々に与えたもので我々のものではない。神様にお返しするものである。

与えられた命よりもずっと高次元で

もっと立派な自分の命として返さねばならないものである。とすれば、自殺するなどは、神との約束を反故にすることになる。社会としても、これだけ豊かになった国に557万人もの若者が死にたいと思っているなどは、国として何かがおかしいのではないかと思わざるを得ない。

先進国でこれだけの若者の自殺願望があるのは日本だけであると思う。

外国、例えばアメリカでは、毎年3万人の若者の死は戦争以外はない。

日本では高齢者も含めて、毎年、3万人の自殺者があるという。

それだけの日本人が、自らの意志で死んでいくことは私には耐えられない。

日本に生まれて日本の教育を受けて、

日本に生きることは世界にも稀な事である。私は大事な青年期と壮年期をアメリカで過ごしてしまった。後悔はしていないが、今、日本に戻り、日本の全てを受け入れて満足している。そして、嬉しく、楽しく、幸せに生きている。