東洋医学

東洋医学の全てをこのブログ記事として書くことは不可能である。そこで、

私が学んだ鍼灸と漢方の中で特に印象に残ったもので現代の西洋医学が科学的に解明したことに焦点を当てて述べてみたい。五臓六腑の言葉を聞いたことはあるだろうが、五臓は中身が詰まったもので

陰陽のうち陰とされる。五臓は心、肺、肝、脾、腎がある。腎は西洋医学で言えば腎臓であるが、東洋医学の腎とは

西洋医学の腎臓の機能の他にも生殖機能も含めた機能的な存在として捉えられる。この考え方は現代の医学において、

 Embryology  という新しい医学の分野で証明されている。胎児に関する学問であるが、胎児の時には腎臓の元が三つあって、二つは腎臓として左右に作られられるが、残りのひとつが生殖器として

形成されるという。

中国古代の医学の理論が現代の最新医学によって証明されている。もうひとつ言おう。なぜ針1本打っただけで、痛みが

消失してしまうのか科学的に研究された。そのメカニズムは、切皮と言って、

針が皮膚を貫通すると脳の神経がその刺激に対して、脳内ホルモン物質である

ベータエンドルフィンが放出されて

痛みを消すのだということが結論づけられた。ベータエンドルフィンの化学式は

麻薬のモルヒネと同じ構造でその違いは化学式の足1本だけ違って残りは全て

同じ構造であるという。脳がモルヒネ

感じて痛みを消してしまうらしい。

たった二つの例を挙げてみたが、驚くべきことである。人類史の古代において、

科学的ではないにせよ、その医学に応用していた事実があり、実践していたのであった。今でも性機能の衰えは東洋医学で、鍼灸と漢方で治療することができるのである。しかも副作用はない。

現代のクスリ漬けの医学治療に対して

自然療法、代替療法としていまひとつの

方法として考えても良いのではないか?

と思うのである。