健康と長寿

人類の持つ永遠で最大のテーマ、健康長寿。このテーマは地球のどの国も無縁ではない。現在、高齢者がどの国も増え続けてもうすぐ地球は年寄りで埋まってしまうだろう。ドクター尤老師は意拳の師であった王向斉老師の下に集まる仲間を見て確信した。站椿功、立禅が健康長寿に関連があるに違いない、と。仲間がいつの間にか七十、八十になってなお、訓練に集まっていたからである。そして、ついに意拳の基礎訓練法とチベット密教を融合合体させて、医師としての立場から尤氏長寿養生功を創設したのであった。その尤氏長寿養生功は奥様であった師母から私へと受け継がれて、私はその秘密の儀式通氣を1992年に受けた。二十五年前のことである。その後私は日本の堺に道場を開いたが、間も無く、師母がご病気になり、私は又、アメリカに戻って再度訓練を続けたのであった。その当時、私と同じレベルのジャンプを出来る者はおらず、私は道場の筆頭格として扱われた。私に対するイジメや嫌がらせはもう存在し無かった。そして百歳を優に超えた師母との今生の別れはついに来た。師母が他界して後に私の妻も続いて他界したので、もうアメリカに在住する理由もなくなったので、2015年に日本に四十三年振りに帰国したのである。メチャクチャになった太田道場を立て直して、新生太田氣功道場として現在、癒しと再生、健康長寿をテーマに活動を続けている。帰国して三年目にタヒチとの交流を機に世界に尤氏長寿養生功を広める拠点としてタヒチに移住することとなった。今、世界の国々で健康と長寿の研究が盛んに行なわれており、尤氏長寿養生功の絶大な氣のチカラを世界に紹介する壮大な計画を立てている。初めにタヒチで百ある島、全島に開設してフランス経由でヨーロッパ、シンガポール経由で東南アジアへと尤氏長寿養生功の瞑想と基礎訓練法を広めるのである。そして私は私の体験と私の下に集まった者の病いを克服出来ただけでなく、人生の再生まで出来た体験から、氣のチカラは病いの他に人生をも癒して再生するチカラがあると知ったのである。人生は一度で終わらない。人生は二度三度と挑戦出来るものである。