百寿者

百歳になるまで生きることは難しい。人間が長年生きていると、さまざまな事件が起きる。学校、就職、結婚、経済、友人、病気、健康などを乗り越えなくてはいけない。リタイアした後には何か自分が熱中出来る生き甲斐が必要になる。その点、太田氣功道場が教える尤氏長寿養生功はやればやるほど、健康になる。脚腰は頑健になって病気を寄せつけなくなって、例え病気になっても、治りが早くなる。私の師匠の師母はご高齢になって、股関節の大手術を受けても不死鳥のように蘇った。師母と私の間には不思議な連帯感が生まれて、お見舞いに行った病院のベッドに横たわる師母の側で、私は大泣きした。師母との訓練と師母の顔が懐かしい。今や私自身が高齢者になって、師母の言葉が頭の中で響くようになっている。「此の世で一番大事なものは何だと思う?」との問いに対して私はふざけて、「お金でしょ、師母」「お前は何にも分かってない!」と叱りつけると、私を見ろ、こんな歳になっても若い奴らを相手に訓練して、投げ飛ばしている。健康で長生きすることが一番大事なんだ、と。今日手術の日を迎えて、朝の瞑想を終えて、このブログを書いている。この手術を終えれば、膝がもっと痛みと浮腫みが取れて歩き易くなる。国内と海外の講習会には一人でも行けるようになって、尤氏長寿養生功の発展拡大もスピードを増すことになる。百歳になるまで、私の全力を尤氏長寿養生功に捧げるつもりである。私の胸の中にはいつも師母がいる。