闘病記

輸血を伴う八時間の大手術後の経過を公表していかに人間の身体が自然治癒力を発揮して病いを克服するのかを理解してもらう為に5回ほどの連載とする。外科的な処置は私の自然治癒力とは無縁であるから術後の経過を発表する。前述したように八時間の大手術後に経過を見る為私は血管外科大部屋のICU集中治療室にいれられた。輸血したのちに容態が一時悪くなり、何回か名前を呼ばれて肩を叩かれ意識をはっきりさせる処置をしていたことは記憶している。次の日にはクルマ椅子に座って、散歩する為ベッドから降りる際に膝裏に突っ張りを感じて動きが鈍かったことをはっきり覚えている。一時間ほどウロウロして何回かクルマ椅子から立ち上がった。看護師さんが驚いていた。