氣のプロフェッショナル

私は1987年から今年2018年までの三十年間のあいだ尤氏長寿養生功の訓練と瞑想を毎日行なった。私の氣のレベルは始めた頃に比べれば、雲泥の差がある。この氣功を教授して月謝を払ってもらっているから、氣のプロフェッショナルと言えよう。日本がバブルで浮かれている頃に私は師母と一対一の氣の交流をして瞑想と武術の修行を行なった。それこそ血の滲むような過酷な訓練をして、ついに氣で相手を投げ飛ばし、コントロール出来るようになった。私の脚の筋肉は異常にスポーツ選手のそれに負けない大きさになっていた。下半身はどっしりと重くて強く、上半身は筋肉無く、頭には氣が上がらず、軽く、スッキリしていた。上虚下実である。いわゆる上虚下実という武術家の理想の身体を言う。

今の状態は、その当時に比べて左脚の筋肉は事故と練習のし過ぎによって膝を壊して筋肉は若干落ちたが、基本的には同じ状態である。私は強い身体を持って健康になり、三回の大手術を乗り越え、三回とも生還した。氣のレベルは数段階上がって、研究に研究を重ねて、初対面の人に氣を感じてもらった後に投げ飛ばして氣で触らずにコントロール出来るようになった。師母はそんなことは絶対にしなかった。一方、私は初対面の人間を氣で投げたりコントロールする分野に私のエネルギーを注ぎ開発した。今では、成功率は限りなく百パーセントに近い。氣はどんな人間でも持っているものである。そして私の氣が強くなった。さまざまなアプローチを考えて研究した。実験と観察を繰り返し百パーセント成功率に近づいている。これではまるで、科学である、と言えよう。学業で言えば、博士になった。他にも、タヒチで鍼治療をして、二人の患者を除き、全員一回で完治した。ほとんどの関わりを持った道場生の病いを癒し、人生の再生をした。今では、癒しと再生をテーマに太田氣功道場を指導員と共に運営して日本国内で全国に支部設立達成を目標にしている。海外においては、タヒチの百ある島の内、すでに三つの島に支部がある。シンガポールにも支部設立の可能性が出来つつある。日本アメリシンガポールの三拠点を軸に世界戦略を立てている最中である。人材が必要である。今回の私の大手術にも、また奇跡が起こりまた今起こっている現在進行中なのである。