喜びの奇跡

またひとつ、奇跡が起こってしまった。十一月にタヒチ出発の予定が、あちらの市長さんの政治的な問題で、私の招待の市行政の支出が反対政党の台頭で難しくなっていたので、私の招待航空券が出ないことになっていたのだが、昨日新規入会した道場生が貯めたマイレージのポイントをオファーしてくれたのであった。しかも、私が脚を飛行機内で伸ばせるようにビジネスクラスであった。突然の、あまりに奇跡的なオファーにホッと胸を撫で降ろして、いつもは一杯だけのビールが二杯になった。昨日の時点でタヒチの関係者に連絡して、日程を告げて、十一月のタヒチでの治療とビジネス環境を整える段取りはついたのであった。先回のタヒチ行きの時も奇跡が起きて、私の航空券の代金がアメリカの私の家の管理費の過剰支払いに対する還付金が降りて、そのお金で行けた訳であったが、今回も意外なオファーで助けられたのであった。タヒチに関しては、奇跡が二回起こって助けられたのである。不思議な気持ちで、願って何とかならないか?と思っていると何とかなった事実にまた神様に感謝を捧げて昨晩眠りについたのであった。とても嬉しく、全ての縁に感謝せざるを得ない。毎日一生懸命に生きている姿を何か大きなチカラが認めてくれたのであろう。何か否定的なことが起こっても腐らずに、するべきことを毎日一生懸命していることが認めてもらえるのである。朝晩の瞑想と懸命な術後のリハビリを続ける私は立ち上がる時に強烈な膝の痛みに悲鳴を上げながらも、少しだけでも立って左脚を伸ばして立って慣らすと、痛みがマシになって、歩けるようになっている。No pain,   No gain,と思い、必死に痛みに耐えている。タヒチで待っている患者がいる。私の痛みを乗り越えて、彼らの痛みを取ってあげねばならないと思えば、他人の為にすることには神様が助けて奇跡を起こしてくれるのである。