脳神経と運動神経

尤氏長寿養生功を1987年から2017年までに三十年間のあいだ、毎日欠かさず修行訓練して来て、私は究極的結論とすることを発見して来た。その最大の発見は真理とも言えるモノで、これからの人類にとって、站椿功と座禅による脳神経の開発と尤氏長寿養生功の基礎訓練による筋力トレーニングの運動神経の開発は、実は、同じことであるということである。この二つの訓練法は脳神経と運動神経を完全に結びつける修行法であると私は認識するようになった。筋肉の細胞の中に筋紡錘と呼ばれる細胞が電気信号を通じて脳神経に伝える働きがあって、脳神経がその回路を使い、筋収縮を筋肉に起こさせる。脳と筋肉の結びつく働きを千分の一秒という速さで脳と筋肉が反応するのである。この事実と尤氏長寿養生功の基礎訓練法を照らし合わせると、全ての分野の運動活動に応用できるのではないか?と私は考えるようになった。私は私の発見を私の生涯の中で実証しようと思う。私は私の家族をもう一度作り、私の子供たちを尤氏長寿養生功の基礎訓練法によって鍛え上げて彼らをオリンピック選手になってもらうことで私の説を実証したいと考えている。西洋人との身体の大きさを鍛えられた筋肉で補えば、その差は埋められる。幼少時から、瞑想と運動で鍛えれば、運動のみならず学業でも成功すると確信する。つまり、文武両道が可能となる。筋肉を鍛えることは脳を鍛えることになる。運動も学業も脳神経の働きなのだ。私はこの説を必ず実証してみせる。