縁, 良縁悪縁

先回の縁の話の続きである。縁には良縁と悪縁の二つがある。幸せになるには、悪縁を切り、遠ざけて、良縁を結ぶことである。私が以前、ドップリと深く関わっていた者は私を利用して私の両肩に負のエネルギーを背負わせて、自分だけが生き残ろうと考えていたから、私が苦しんで当たり前なことである。他にも見渡せば、こんな悪い関係はいくらでも、どこにでもあろう。早くそんな割に合わない関係は切って、新しく良縁を結ばねばならない。一方的な貢ぐだけの、貢がされるだけの関係は良い関わりとはならない。私はこの忌まわしい悪縁を断ち切って、幸せになって、私の道場生とは素晴らしい関係を築き上げて、私の人生は、晩年、嬉しく楽しいものになって他人に分けてあげたいほどに幸せになった。どこにでも幸せの輪をどこまでも拡大して行ける。人間、生まれた限りは素晴らしい人生を歩んで、幸せになりたい。早く自分の生まれた環境の悪縁を断ち切り、業を良縁に変えて、自分の道を進みたい。人は生まれながらに自由である。鎖をがんじがらめに身体に巻きつけられて、他人の業まで背負わさられる必要は無い。一日も早く悪縁を良縁に変えることが大切だ。悪縁しかない、良縁が見当たらないならば、せめて、悪縁を切ってしまおう。悪いエネルギーが立ち去った後には、良縁が来ることを信じてあげるとそのようになって来る。陰と陽のエネルギーは時間と共に変わり、陰は陽に、陽は陰に、移り変わる。状況は必ず、底にいた者は上に行き、上にいた者は底に沈む。悪縁の時に腐らず、良縁の時には驕らずに、最善を尽くす。私の体験から言える私の哲学である。