甘え、悪口、陰口、妬み、嫉み、

先回に比べると、これらは日本人の悪いところ、であるが、武術の世界では、私はこれら以外にも、経験している。特に妬みとそねみには閉口した。才能とカネも無い私をねたんでそねむことなどは時間の無駄だろうと思うが、なぜか、意地の悪い日本人はやってしまう。日本人以外にもアメリカ人と中国人にも相当に師母の道場では毎日のようにやられた。習っていることが武術であるから、最後の部分では、武術的な行使に及ぶ。ホームページの私の回想録に詳しく載せてあるので、興味のある方は参照願いたい。現代にそんな人間が存在するであろうかとは思うが、実力が物言う世界であるから、実力の伴わない者は他のところで自分の悪才を発揮しなければ、自分の意地を満足させることが出来ない。瞑想を長年するとこういう悪想念を消すことができるのであるが、心の奥底に潜む想念と自己の性癖をチョットやそっとでは自分の心から追い出すことは出来ないのである。しかし、瞑想を毎日続けると、悪想念は消えて、日本人本来の美德が現れて来る。カネのことだけ瞑想中に浮かんでいれば、美德など持つことが無く、自分の持つ悪想念が氣によって増幅されて、行動にすぐ、悪想念が実行されることになる。特に最近、まともに汗を流して労働することを良しとする風潮が無くなっていることは嘆かわしいことである。有名になりたい、カネを楽して手に入れたい、と言って犯罪を犯すこともある。