幸せの生化学的解釈

最新の科学では、人間の幸せの実態を脳に生物化学的な解釈で明らかにされつつある。脳が幸せを感じている時は脳内神経伝達物質、脳内ホルモンが出るのだと言う。痛みを消すベータエンドルフィン、幸せに感じるセロトニンオキシトシン、などを幸せになっている時には以上の物質が多量に出ているのである。犬を飼って目を見つめるとオキシトシンが放出されると言うことでドッグセラピーが紹介されるようになった。もう知っているだろうと思うが、氣功を訓練しても同様に脳内神経伝達物質が多量に放出される。特に尤氏長寿養生功は瞑想主体で、瞑想に筋肉を鍛えることを加味して、楽しみながら意念のチカラが強くなって、意念のあるところ、脳内の神経が筋肉神経にほとんど同時に伝えて、筋肉が動く動力源となって仕事をすることが解明されている。筋肉細胞の筋紡錘が脳へと直接何百万分の一秒と言うスピードで連絡し合うことが分かっている。中国武術意拳の站椿功は何百年と言う歴史があり、現代の最新科学では新しい発見のように騒いでいるが、伝統の武術や健康法はずっと前から実践していたことになる。鍼灸の施術で痛みに効果のあるベータエンドルフィンが放出されるということで、WHO世界保健機構では鍼灸を立派な医学として認めており、アメリカでは保険が今では適用されている。氣功もそのうちに保険が適用される時代が来ると私は思っている。健康長寿世界一の沖縄は、世界の医師や研究者が訪れてライフスタイルや食事を盛んに研究している最中である。