氣功の損と得

講習会では毎回のように言うのだが、氣功を訓練して、得なことは幾らでもあるが、損をすることはひとつもない。私が尤氏長寿養生功に出会いがあった時から私の人生はすっかり変わり、好転した。三十代後半になって、少林寺拳法本部を退職して少林寺拳法を辞めてから運動不足もあり、何か代わりになるものを探していた時期に中国医学のライセンスを取得したばかりの年に尤氏長寿養生功の師母の道場に行く機会を得たのであった。初めて立つ瞑想に一時間タップリかけると、身体の、筋肉という筋肉が筋肉痛で悲鳴を上げたのであるが、何回かすると慣れて来て筋肉痛は無くなってしまい、次の回の瞑想が待ちどうしくなり、ジャンプが始まると面白くて面白くて、たまらなくなった。二、三年経つと、私に口も聞かなかった師母が私を認め始めたのであった。ますます瞑想に取り組んだ。身体が出来上がり、氣功の面白味に取り憑かれた。私は他の同輩の何倍もの月謝を払ったが、中国武術の真髄の勁空勁を学ぶに月謝が惜しいとは全く思わなかった。身体は頑健になり、同じ年代の日本人に比べると十歳ほど若く見られた。心は若く、どんなことにでも挑戦する気迫と気力が充実していた。私が今日本に戻り、氣功学校と支部を全国津々浦々に設立することと世界にその健康長寿の方法を広めることに参加する道場生に金銭的な心配をしなくて良い展開になるように組織作りを考えて、道場生と氣功学校の教師が長く修練出来る武術氣功の団体を設立する努力をしている。現在、少しずつでも協力してくれる道場生と氣功学校の教師と学生が増えている。あと二年ほどで、タヒチにて世界に尤氏長寿養生功を展開する拠点を作り、タヒチの百ある島の全島に支部を設立する計画中である。氣功、特に尤氏長寿養生功を修練して得があっても、損をすることはない。健康と長寿養生の方法を習えて、他人に基礎訓練を教えて経済的にも自立出来る。興味のある方は太田氣功道場事務局まで連絡のこと。