究極の武術

これまで、尤氏長寿養生功の秀れた点を私の経験から得たことと結論を、紹介して来た。尤氏養生功は健康長寿が目的であるので、武術としては銘を打っていないが、中国意拳を源流に持っているので、本格的に基礎訓練をすれば、さまざまな武術武道に応用出来て、世界、オリンピック選手のレベルにまで引き上げることが可能である。素質の無い、チカラの無い者であっても、日本拳法の世界でチャンピオンになれたのであるから、チカラと素質ある者が毎日努力精進すると世界レベルになることはもっとチャンスがあるだろう。武術武道の究極は上虚下実の身体を作ることが不可欠な条件である。岩山のような下半身のチカラをリラックスした緩んでいる上半身と腕に伝えてワザに氣とチカラを加える。相手の選手はただ上半身のチカラを感じるのではない。下半身の圧倒的なチカラを感じるのである。どちらが勝ちを制するかは言わずとも分かるであろう。私はこの仮説と言うか、私が尤氏長寿養生功を三十年の毎日の過酷な修練と世界の国々で試した勁空勁の威力を確認してからの、私の説を,出来ることならば、私の子どもで実証してみたいと思っている。この歳になってもう一度結婚して子どもを作り、尤氏長寿養生功の基礎訓練を教え、上虚下実の身体にして、何らかの武術武道でオリンピック選手に育て上げて世界一になる。こうすれば、究極の武術家武道家になるメソッドを確立出来る。私にはこんな夢がある。ある人には バカにされて笑われるかもしれない。その道で先を行く者はキチガイ扱いをされるが、一旦成功するとその道の先駆者として、賞賛される。前に進んで試すことしか、試してみるしか実証する方法はない。私自身が上虚下実になって、勁空勁を使いこなせるようになった。幼少の頃から站椿功と震脚を毎日訓練すると、成人になって、どのような身体の武術家武道家になっているか理解出来るであろう。