生涯修行

武術武道を若い時だけ修行して、それで修行を終える者もいるが、尤氏長寿養生功は歳をとってからほど大事になって来るもので、修行がますます面白くなって来る。外家拳と呼ばれる突き蹴りを主体にする武術武道においては、スピードのある、力の強い者が有利な若者向けの武術武道であるから、歳をとった老人には内家拳と呼ばれる武術武道、例えば太極拳のような氣を練るような武術武道が合っているだろう。健康目的のゆったりした動きの中に武術武道を楽しむのである。特に尤氏長寿養生功は訓練しているだけで、自然に健康で長寿になる。王向斉老師の下に集まる弟子たちがいつの間にか、八十を越えていたので、意拳の站椿をすることの効果に気づき、ドクター尤老師が医師の立場から意拳の站椿を長寿養生の手段となるように目的を殺人から活人へと変えたものである。私はそれに潜在能力の開発を加えたい。生涯修行して初めて気づくこともある。真理というものは若いうちには理解出来ないものであって、歳をとってから分かることである。歳をとり、病氣やケガで身体が弱って来る時こそ尤氏長寿養生功のチカラが発揮する。若いうちには身体が丈夫で氣功の効果を実感出来ない。私も今、身体障害者になっても、椅子に座って、道場生や講習会の参加者を勁空勁で投げ飛ばしている事実を見れば、私の言っている武術武道の「生涯修行」の意味が分かるであろう。