空勁

空勁は尤氏長寿養生功の最大の特徴である。空勁とは、相手に接触して相手を制する勁からもう一歩進んで相手に接触せずに相手を制してコントロールすることを言う。空勁を中国語では、コンジンと言う。英語では、 Empty Force  と訳している。空勁は大変に習得するのが難しく、何年も何十年も修行の必要なものである。空勁は先ず最初に勁を習得することである。勁は日本の合気道でも訓練出来る。しかし、空勁となれば、それは尤氏長寿養生功の独壇場である。空勁を何も知らない者に見せる時には、ヤラセ、出来合い、相手にカネを払っている、とかまびすしいコメントをする者多く、私が日本のマスコミに登場した時は検証すると言って、元プロボクサーの世界チャンピオンや格闘家などの、時には、私のサイズに合わぬほどの大型冷蔵庫のサイズのアメフットの選手などにほとんど対戦させられる格好で空勁で投げろ!とテレビ局に言われて、仕方無く、と言って、私も投げられることができるか興味があったので、果敢に挑戦して、ほとんどの場合、今まで、成功して触らずに投げることが出来たので、少なくとも日本では空勁を絵空事と思う人はいなくなった。私のもう一つの挑戦は、講習会において、初対面の参加者に空勁を百パーセントできるようになることであった。何回も講習会を開催する度に要領を得て、現在では百パーセント空勁をかけることができるようになっている。師母とドクター尤は初対面の者には決して勁空勁をかけることは無かった。出来なかったのでは無い。初対面の人を傷つけることを心配してのことである。まして、勁空勁の技術は  修行の一環であって、人の前で見せるものではない。しかし、私は日本のマスコミに取り上げられて、勁空勁がホンモノのものとして存在することを証明することが尤氏長寿養生を紹介する一番の近道であると思ったので、そのように実行したのである。また、氣の存在の証明の為でもあった。私がとても難しい空勁でボクサー、格闘家、柔道オリンピックチャンピオンを投げてコントロール出来たので、空勁はようやく信じられることとなった。日本での勁空勁の証明は終えることは出来たが、他の世界の国々が残っている。私から習ったハナクソ初歩の空勁は、日本ではますますかからなくなるであろう。基本の訓練は充分でなく、もっと訓練しようにも、私はこの者を破門している。もう会うことも教えることも無い。逆に私は以前の私ではない。もっとさらに、進化してワザ、技術は向上している。私が海外に行って外国人を勁空勁で投げる時には百パーセントの確率でできることになる。途中で訓練を止めれば、そこまでのことでワザの向上は望めない。出来れば一生、少なくとも私の震脚回数の七百二十万回を達成しなければ私のレベルにもならない。私にしてみれば、それは、尤氏長寿養生功を教授できる最低の水準である。私のレベル以下では尤氏長寿養生功は教えられない。私と同じレベルになってから尤氏長寿養生功を教えよ!