巧言令色鮮なし仁

尤氏意拳の総師範に以前送った言葉であるが、意味を理解しているかどうか?今度は同じ言葉をキッパリ道場の総大将花緒里に送りたい。この意味を理解出来ないかもしれないので、説明しておこう。自分を飾る言葉や、身につけた立派に見える服などで着飾っている人間は人格と人徳が無いことが多い。あるいは、心無い人間がいくら上手い言葉や綺麗な服などで誤魔化しても、そんなカラッポな中身はすぐにバレてしまう、と言うような意味である。一人は武術の達人、もう一人のタイショーもホンモノの瞑想家と自称しているので、この言葉の意味は私の説明なくても理解しているだろうが、両名共に日本の一般社会常識が無くて、それぞれ、自分のニセ道場を開いているので論語の言葉などとは無縁の者たちであると思ったのである。両名共に口の上手い者で、知らない他人が初めて見たら、ホンモノの「師範」と思ってしまう。騙される。口の達者な奴は仁が無い。