脳梗塞の隣人

デイケアで私のとなりにいる元社長は三年前に脳梗塞で倒れて左脚が不自由でギブスをハメて歩いている。左の腕も同じように手足が冷たく、動きが鈍い。最近の私の回復ぶりに驚いて、左脚を見て欲しいと言うので、針が無いから爪で押して、足の三里というツボを力一杯推して氣の流れを促したら、急に上がらない脚が上がって、楽になった、軽くなった、脚がポカポカしてる、と喜んでいる。もっと治療して欲しいと言うから、これからデイケアで私が来た時には治療をしようと約束をしたのである。私は、と言えば、デイケアではそこで、朝から帰るまで歩き回り、屈伸運動をして脚の筋肉を鍛えているので、家に戻るとクタクタになって、ベッドに横たわって、そのまま昼寝ならぬ就寝前の一休みをしないと疲れてしょうがない。おかげで、弱かった左脚の筋肉は大きくなって、筋肉が割れて来ている。リハビリの先生が驚いて、奇跡的な回復ですね、と手術の傷口を見れば、傷口がすっかりふさがってカサブタになって、これもチョット前に比べると脅威的な回復ですよ、とまた、褒めてくれた。氣の通る身体は奇跡的回復を見せて、脳梗塞の患者の後遺症を回復させることができるのである。私自身が身体障害者であっても、他人の為に役に立つ。タヒチに於いても、日本に居ても、自分の健康と回りにいる人の健康に寄与することができる。私はこの世で役に立つ、人助けになる手段を手に入れた。私と同じようなチカラを持つ仲間、同士を一人でも多く作りたい、ということが私の願いであり、私の尤氏長寿養生功を訓練して今それを教授している大目的なのだ。自己顕示欲やカネの欲で教えている二人のニセモノとはこれだけのチカラの差と意識の差があるのだ。