個性

日本と世界の国特に、欧米先進国の教育には大きな違いがある。私は日本でマッカーサーによって汎アメリカになる日本人を作る大学に入って、アメリカスタイルの教育を受けて二十二歳の時に渡米してアメリカでも学校に通ったのであっが、日本の教育とアメリカのそれを比べると日本、東洋の人を育てる方法は叱ってお前はダメだ、と否定する教育で、けなして競争させて能力を開発させるのだが、私がアメリカの学校で気づいた教育では、褒めて才能をに伸ばす。私は今デイケアに通っているが、同じことで、日本人の集まるところ、個性は必要なく、個性は殺され、みんなと同じ背丈にならねばならない。私には窮屈に思える。個性を伸ばすと才能が開花して、社会や人類に貢献する考え方や技術が生まれる。独創性を大事にするのである。だから、日本は先進国になかなか追いつけない。しかし、最近は個性と独創性にあふれる日本の若者が増えている。喜ばしいことである。私より若い者が旧態依然とする考え方をしていることを見る時には日本をもっと前に進めるにはもっとリベラルに自由な発想が必要なのに、と思ってしまう。師母はいつも私を叱り、他の道場生と競争させて、私の才能を伸ばす中国式の古い教育ではあったが、私は競争に打ち勝って、私が通氣になる前に通氣の先輩を勁空勁で投げていたので、武術に関しては褒めて才能を伸ばすより、旧式の叱って才能を伸ばすやり方が合っているかも知れない。