二度目の人生と挑戦

私が尤氏長寿養生功を学び始めた時の私の年齢は三十七歳であった。一度目の結婚は失敗し、少林寺拳法の夢破れ、それでもカリフォルニア州公認の中医のライセンスを取得して、二度目の人生をこの氣功をマスターすることによって、私の二度目の人生の拠り所にしたかったのであった。尤氏長寿養生功は氣を育てるにつれて、経絡が以前より太くなって、経絡の中を通る氣の量が経絡が太くなった分、多くなり、エネルギーが絶対的に巨大になるのだ。あたかも、六十ワットの電球が百二十ワットになって暗闇を照らすようなものである。エネルギーの出力が比べられないほどに大きくなって日常の生活が変わって来る。そして、瞑想をするので、生活の質は向上して、健康になる。全てのことが好転して来る。私は日本のテレビ局に勝手に紹介されて、私の氣功道場には三百人以上集まって、二度目の幸せな結婚も出来たのであった。私の経験から、私は少し年齢のいった年配の中年層にこの氣功を勧めている。なぜなら、二人の離反者が名誉欲とカネへの欲で修行半ばでケツをまくって、勝手に自分の道場を開いてしまう、人生の哲学も確立していない苦い経験も無い心の修養も無い者たちにはこの氣功の妙味は理解出来ない。ただ、私の真似か、よほどの自分への過信で自分の独立しか考えられない者たちである。二度目の人生で、次の挑戦をしてみたい志しがある者にぴったりな修練方法なのだ。私との氣の交流後に人生を変えるほどの潜在能力を開花させた者は多い。