刀と勁空勁

最近、日本刀ブームで、特に女性による日本刀鑑賞がブームらしい。知っているように日本刀は砂鉄の塊を火で焼いて鍛錬をする。刀鍛治職人が日本刀を鍛錬するのに何回打つのか知らないが、テレビの番組を見ていて、尤氏長寿養生功の訓練に似ていると思った。鉄の塊を打つ理由は塊の中の不純物を取り除き、一定の形に整えて行くのだが、我々のジャンプ、深脚の訓練と同じで、ジャンプする度に身体から不純な物質が汗になって身体は浄化されて行く。日本刀の鍛錬が何回か分からないが、私の震脚の回数は二十年で七百二十万回を数えた。汗はアゴから滴り落ちて、着ていたシャツを脱いで、シャツを絞ったら、バケツの水に浸した雑巾のようにジャーっと汗を落とすことが出来た。私の勁空勁はそんな修行によって生まれたものなのだ。日本刀は切れ味鋭く、美しい。美術品であり、殺傷能力もある実用性も有した、日本の魂とでも言える文化財で、その中には国宝級のものもあるようだ。私は尤氏長寿養生功の勁空勁も日本刀のように、投げたり、コントロールする時には、美しく、切れ味鋭いものとなるように心がけている。私の夢、目標はこの尤氏長寿養生功が日本刀と同じくらいの文化財としての認知度にすることである。その為に世界でも認められるようにこれから、日本だけでなく、世界の国々に広めて、認知されることを期待して、世界に進出する。今の私は指導員と道場生を鍛錬する刀匠のようなものである。