生き甲斐

我々は人生の中で何を生き甲斐とするか?とするのは自分の人間としての尊厳に関する大事なことである。私の半世紀に及ぶ武術の世界に関わって、さまざまな人間と交流があった。武術界の内外で、カネをどれだけ持つかということが生き甲斐であった者たち、人の前に立って、目立ちたい者たち、金銭欲と自己顕示欲の追及ならば、どんな恥な行為も厭わない者の生き甲斐にはヘドが出る。忠告しておかねばならない。最近、日本で詐欺が横行している。前回の羊頭狗肉で述べたように羊頭を見せびらかしてその実イヌの肉を売る詐欺はいつまでも続いている。私の名前を使って、カネを集めて姿を消した者が尤氏意拳と言う武術を立ち上げて、氣功武術を教えずに日本拳法を教えている。私の公開質問にも答えない。これは詐欺である。そんな者がのうのうと日本の社会で総師範と自称しているのだ。そしてそのオトコは言うだろう、これは自分の生き甲斐です、と。日本に詐欺が多く起こるのは、憂慮すべき問題である。我々はあらゆるどんな新手の詐欺も許してはいけない。瞑想の世界にも瞑想道場と言いながら、瞑想自体を教えるのではなく別なことを教えるような新手の羊頭狗肉のビジネスをしているオンナも出てきた。この者もこれは自分の生き甲斐です、と言うだろう。私の生き甲斐は尤氏長寿養生功を修練して尤氏長寿養生功の伝道師となって日本と世界各国にその名を轟かせ、一人でも多くの人を健康で長生きにすることである。これこそが私に与えられた使命であり、私が毎日二回、朝晩に師母と訓練修行の末に感化を受けてついに生き甲斐となって、私の人生に多大な影響を及ぼしたのであった。ホンモノを学んで生き甲斐となる。私は今を幸せに生きている。