氣の伝道師

尤氏長寿養生功を三十年修行して私は氣の伝道師となった。生きると云うことは緊張とリラックスの交互の連続であることを理解した。呼吸が生きる上で大事で不可欠なものであることも分かった。瞑想を通じて呼吸を整えた吸気の時には身体は緊張し、呼気の時にリラックスする。この作業を三十年繰り返して私の勁空勁はピークを迎えて、見える呼吸と運動基礎訓練を通して、その手段で見えない氣を培い、武術にも医術にも応用できることとなった。私は遠くタヒチの島で私のチカラを認められて、タヒチに移住することになった。私は氣の伝道師となって人の役に立ちたい、と思うようになった。日本に於いても、海外の国に於いても、人々を健康にすることで人の役に立つ、と確信するようにもなった。これよりは、氣の伝道師となる、私の後に続く良心ある同志仲間を育てたい。これが私の現在の境地である。武術武道で健康になって、強い自分を育てたいと思っていた自分が尤氏長寿養生功に出会い、私の心は変化した。良いと自分が思うものを広めることは自然なことである。私が尊敬する大本教の大先輩の難波先生に教えられたことは、氣は神のエネルギーである、と。とすれば、氣を教えることは神のエネルギーを教えることになる、氣の伝道師は神の伝道師である、と言えよう。