Mama Tania

 私のタヒチの指導員の一人の奥さんはママタニアと言って、鉄火肌のおばさんである。すごく冗談好きで、私が大好きなタヒチアンの女性である。禁煙の治療を頼まれた。何十年も喫煙して辞められない。そこで、家族みんなが見守る中で治療が始まった。耳のツボに置鍼をしてから少し暗示をかけた。タバコは百害あって一利無く、吸っても、味は悪く、喉がイガイガして吸い込むと気持ちが悪くなって吐きそうになって治療の後はもう吸えないと言って、治療が終わる。チョットイタズラしてやろう、と火のついたタバコ一本を差し出して、吸わせたところ、喉が痒くて、気持ちが悪い、と言って、トイレに行って吐いてしまった。帰ってきたので、もう一本差し出したら、もう吸えないと言って、もう二度と吸わない、と言う。これで禁煙の治療が完了した。お礼だと言って、綺麗で大きい黒真珠をプレゼントしてくれた。これまで以上に仲良くなって、ママタニアの家族は

家族みんなが私の家族同様になってしまった。ムスメの一人がテッコンドーの練習中に足首をケガして練習を辞めている。この治療も一回の初回で良くなって氣のチカラを見せてやろう、と私の手のヒラを突くように言って突かせたところ、途中で拳が止まってしまった。元フランスのテッコンドーのチャンピオンだったと言う。これで、もう一回チャンピオンにしようと言う話で盛り上がり、 これで最後の治療として、これからのマナ氣功協会の道場の建設用地を見に行って空港に向かう。一年半後の私のタヒチ移住の前に話がどんどん進んで、道場が海のすぐそばに建設用地が確保されている。次回に私は日本の指導員の一人を連れてタヒチで大デモンストレーションを敢行する。タヒチのテレビにホンモノの氣功の訓練を紹介してたくさんなメンバーと氣功教師を募集する予定だ。鍼灸治療も私の古い中医のライセンスの提示で鍼灸院の開設が可能であることも判明した。もう一度タヒチを訪れて最終的な打ち合わせを行ってから、東京オリンピックの後で移住することになる。アイタペアペア‼︎