筋瞬発力と持久力

ラグビーやサッカーでは短距離走に使う筋肉の瞬発力とそのスピードを保って長い時間走れる持久力が必要である。尤氏長寿養生功も同様に脚腰の筋肉の瞬発力と持久力の両方を極限まで挑戦して訓練する。発勁する時には筋肉が鋼鉄のように硬くなって、使っていない時にはマシュマロのように柔らかい。一つの筋群の中に相反する筋瞬発力と筋持久力の二種類が同時に存在する特別な身体を作る。現代のスポーツ科学では速筋と遅筋と言っている。この相反する二つの筋肉を鍛えると筋肉はピンク色、桃色筋肉となる。赤身の筋肉、白身の筋肉の両方の性質を持った筋肉がピンクになるのは納得がいくだろう。一見、矛盾しているように思われるが、現実には存在する。私も最大の、最強、最重のジャンプを一日二回、三百六十五日、三十年間行なった。オリンピアンは三年から四年毎日訓練するが、私は三十年だから、オリンピックを七回経験したことになる。それに瞑想を神秘体験するまでの瞑想の極限に挑戦した。でも、私の身体はオリンピアンのような立派なものではない。ピーク時には、身長170cm、体重95kg、BMIは高かっただろう。オリンピアンにはほど遠い。しかし、サンフランシスコの道場では、誰よりも強く、重いジャンプ震脚を長時間こなしていた。それほどのエネルギーを健康長寿に向けたのである。オリンピックを 七回経験したことになる訓練は勁空勁の完成の日の目を見た。勁空勁の完成は筋肉と瞑想の極限への挑戦であった。