強者

武術武道では、試合や戦いで勝った者を強者として讃えるのが常であるが、尤氏長寿養生功を長年修練し、百年を超えて生きた師母が百歳をとっくに超えて若い道場生を投げ飛ばすのをまじかで見て来た私には考えの浅い、そして、チャンピオンになったと吹聴してそれを売りにして新しくどうでも良い武術団体を立ち上げるのを見た私には鼻で笑うぶざまな格好に見えるのである。自称して師範を名乗るに至っては、何をかいわんや!である。強者が生き残るのではない。生き残る者が強い、強者なのである。見かけだけ強く見せても、強がっても、中身のない者は強者ではない。正々堂々と人生を生き抜く、生き残る者が強いのだ。大きなチカラを持つ者の裏に隠れてそれを自分自身の権力と勘違いしていろいろな自分の利益を一番に考える、裏で師匠の悪口を言い、誹謗中傷する者は、チャンピオンになったと言っても強い者、強者などではない。強者が生き残るとは限らない。試合に勝たなくても、正々堂々と生き抜く、生き残る者が強い者、強者なのであった。尤氏長寿養生功は強者を作る。