ホンモノとニセモノ

ホンモノの尤氏長寿養生功は何遍も述べたように来年タヒチに本拠地を移して世界に打って出る。ホンモノはニセモノと違い、その氣のチカラとワザを認められてタヒチの人々から招待を受けて、その実力を医療とタヒチのテッコンドーの協会から技術の援助を求められている。すでに鍼灸の技術と氣のチカラで病いに悩む多くの患者を完治させている。ビザの取得に三百万円の保証金が必要であるとフランス本国の入国管理事務所からの指示があり、そんな大金を私が持っているはずも無い。私を招きたい道場生は借金をしてその保証金を工面することになって、私がタヒチ入国後に鍼灸治療の収入で返済することとなった。チカラとワザがホンモノであれば、このような助けは自ずから得ることができるのである。別に自慢しているのではないが、ニセモノの実力ではそのような奇跡は起きない、と言いたくて、その事実を素直に報告しているだけのことなのである。ニセモノが尤氏長寿養生功を訓練した目的は初めから金儲けと己れを社会に認めさせることなので、誰かからの援助を得るのは難しい。ホンモノの行為は己れの利益を求めること無く、道場に集まる人々を最優先に思い、道場生の健康回復に最善を尽くすので、自然と道場生の方から援助の申し出が出てくるのである。ニセモノにはこんなことは起きない。我欲が強く、自己の利益しか考えない者には人は手を貸さない。私は紳士で心優しい幹部道場生の助力を得て、タヒチに行く前の現在、とても楽に嬉しく楽しい日々を過ごしてまた、タヒチの友人が保証金をカバーしてくれる。私のチカラとワザの実力を認めて私を信じてくれている道場生たちには感謝の念でいっぱいだ。そして、そのお礼としても、私がこれまでに昇華して来たチカラとワザを全て、日本の幹部指導員に引き渡して日本を去りたい。もちろんタヒチに於いても同様に借金返済は当たり前のことで、最高最強になった私のチカラとワザを教授する予定である。極端な秘密であった尤氏長寿養生功の勁空勁は心の無い、訓練を嫌う自己の利益を最優先に考える者にちょっとだけ奪われてしまったが、全ては教えていない。私が開発した初歩中の初歩のハナクソのワザを尤氏長寿養生功の奥義ととんでもない勘違いをして、ホームページの動画に載せてふんぞりかえっていた。私のチカラとワザは以前の私のものとは比較にならない。日々努力精進して薄紙を一枚づつ貼ってその厚みが増すようになって、チカラとワザにも経験の厚みが増すのである。ホンモノは立ち止まらない。絶え間ない努力を重ねて、さらなる高みを目指して努力する。それを見ている道場生がその姿を見て、私が困っているのを見かねて助けてくれるのである。ニセモノは努力もせずに自分を自分で師範と呼んで、都合が悪くなれば、今度はマスターと呼び名を変えて、その場を凌ぐ。恥も節操も無い。ロバは馬にならず、スズメは鷹にはなれない。ロバとスズメの方が分を知ってわきまえている。ロバはロバの特性を知って荷物を運んでスズメは他の鳥を襲わない。人間の方が分をわきまえない。ロバとスズメに劣る。人間と言っても自慢は出来ない。動物にも劣るニセモノは人間もニセモノかもしれない。ホンモノはホンモノであり続けて、ニセモノはロバとスズメに劣る。赤っ恥をかいて、ニセモノは何処に行こうとしているのであろうか?ホンモノは来年タヒチに行って、世界に視野を広げて最善を尽くす。