未来へ

私の過去のマネをする者たちは過去に生きている。未来の無い日々を過ごしているのに比べて、私が正統尤氏長寿養生功を伝えることは

実り多い事業となって、武術とスポーツ界に変革を起こし、医療の世界にも氣を使った新しい治療法を確立することになるだろうと私は思っている。ウソと虚偽で自分を飾り立てて己れを宣伝する者たちには未来が無い。ウソと虚偽の話が社会に報われる道理は無い。私が招待されて移住するタヒチでは、私のケガと手術によって弱った脚と骨折した左手首のリハビリを毎日行ない、再生と復活を遂げる。ニューカレドニア、フランス本国に先ず正統尤氏長寿養生功を紹介してタヒチには百ある島に一人ずつ教師を配置する。南太平洋のニュージーランド、オーストラリアにも支部を作りたい。すでに有能な道場生が集まっている。フランス語と英語のホームページを作成して英語圏とフランス語圏に尤氏長寿養生功を知らしめる。尤氏長寿養生功を利用しようとした者たちは狭い日本の中で「井の中の蛙大海を知らず」と言うようにオレが一番、アタシが一番、とホンモノを死ぬまでよそおうだろうが、正統長寿養生功を伝える私の後を追うことは出来ない。語学力と人脈も無い。資格実力も自信も無い。未来は基礎訓練、四万四千四百四十時間の瞑想と七百二十万回の震脚ジャンプを行なったホンモノにしか訪れない。ニセモノに未来が訪れたら神も仏も無いだろうと思われる。ホンモノが報われて当然なのだ。だんだんとタヒチ移住に向けてのビザの書類を整えてもらっている心優しいタヒチアンと毎日のようにテレビ電話で連絡を取って、彼らとの距離がもっと近くなって来ている。タヒチの小さな島は私の理想の社会を形成している楽園である。犬でさえたった一度のエサで私を守ってくれた優しい義理人情、いや、義理犬情の厚い場所なのだ。尤氏長寿養生功を利用して盗み取るドロボーなどはいない。島の山の上から見た景色は息をのむような美しさであった。醜い心で私に敵対するニセモノたちをすっかり忘れて、私の理想とする、私が好きな人と自然に囲まれて私は未来へと出発するのである。