一時間

タイトルに一時間とつけたことは瞑想について詳しく説明しようと思うからである。站椿功も静功の座禅も私は両方共に毎日二回一時間づつ訓練した。一時間という長さの瞑想には理由がある。瞑想すると脳からホルモンが出ることはもうすでに知っているだろう。ドクター尤老師が生前良く言っていたことは瞑想後、一時間経つと脳からの神経伝達物質が最大限に出ることをドクター尤老師は知っていた。それで、キッカリ一時間瞑想することにしていた。それをみんなの前でカッコつけて今日おれは七時間立ったなどと吹聴していた中国人武術家がいたのを私は見たことがある。ドクター尤老師が亡くなる前に直接教わっていながら、ドクター尤老師亡き後に自分の権威を見せびらかす為にみんなに印象づけようとしたのである。我々から軽蔑されるように冷たい視線を注がれることに気づきもしない中国武術の大先生であった。こんな口拳法家は中国にもアメリカにも、もちろん日本にも存在して世の中の人々を惑わしている。口の上手い武術家にはご用心!