良因良果、悪因悪果

子どもでも分かることだが、いい年をした分別のある大人がこれを分からない。だから、その大人には分別が無い と言える。仏教の教えに因果応報と言うのがある。原因があってその結果が現れる。良い結果になるのは良い原因がある。悪い結果は悪い原因のせいである、と。とても完結に人生と人間関係を表している。氣功を学ぶと良因良果になってくる。不思議なことであるが、身体に良いことを考えて実行するようになるから、良い結果が出てきて当然である。氣功道場に集まる者は意識が高く、人生を楽しむ情操が安定している人ばかりだから、そういうエネルギーの集まりだから悪い結果が出てくるはずがない。競争する相手を負かそうとする意識もないので、平和な仲間がお互いに上達するという助け合いの心で接するから争いも無い。悪因悪果になるタネが無いから悪い結果にはならない。原因の無いことには結果は出ない。良因良果になる毎日であると人生が好転して生きているのが楽しく、嬉しい、幸せな毎日となって笑いの絶えない日々の生活を送ることができる。笑いのあるところに災いは来ない。微笑みやニコニコ笑うことで、顔の筋肉が伸びてシワのない顔になって若く見られるようになる。これが氣功を学ぶ者が若く見られる理由では無かろうか?瞑想で、脳からホルモンの分泌が促されて、脳が活性化するから認知症にはかかりにくくなってくる。運動をして筋肉を増大すると糖質を分解して新陳代謝が活発になり、太りにくくなる。汗を掻くから肌がしっとりして綺麗になる。ここまで言うと良いことづくめで万能のメソッドのように聞こえるが、本当のことだから、これ以上、これ以下もない。タヒチの友人道場生がテレビ電話で私の顔を見て、若いね!秘密があるんだろ、と何回も言う。チーゴンをしているのを忘れていたようだ。彼は五十代であるが自分の方が老けて見えるのだと言う。概して、東洋人は西洋人に比べて若く見られるのだが、私は今年七十歳で完全に後期高齢者である。氣を訓練すると、特に尤氏長寿養生功を修練すると二十、三十年は若く見られるようになってくる。精神的にもジジくさい老けた考えをすることも無くなり、ポジティブになって何にでも挑戦したいと思うようになる。積極的にものごとを考えることが習慣になってくる。良い結果は人もお金も新しい仕事をも惹きつけることになる。悪い結果になる原因が無い。これは幸せになる近道であろう。、