歪み、病氣の原因

病氣の原因は外的要因と内的要因に別けられるが、感染症を除けば、私は歪みが病氣の原因と考えている。食、体、想、のバランスが均衡を崩した時に骨格が歪み、想念に歪みが生じて食事に偏りが出来る。このような心身になれば、病氣になって当然であろう。女性が生理前後に精神不安定になった時に甘いものが欲しくなって大量にスイーツを取れば、身体の中のカルシウムが消費されて痛みが増すことも想念の歪みが食の歪みを起こす例と言えよう。体型が歪めば、腰痛や頭痛、肩痛が出る。その歪みが想念に影響を与える、など影響を与え合う。慢性化した痛みや機能性の、首が片方に曲げにくい、腕が上がらない、腰が痛い、歩きにくいなどの不定愁訴の症状は、この歪みを見つけて歪みを取れば、その場でいっぺんに即治するものである。私は三十年のあいだの治療経験で、初回の一回の治療で即治させた経験は数えきれぬほどある。他の治療を受けても治らなかった症状は一度に消失した。歪みを見つける方法に目視がある。歪みであるから身体の骨格を観察する。治療後には骨格の歪みは消失している。人間が痛みなく、歪みが無い時には体調が良い。歪みの無い者を見つけようとしても困難だ。ほとんどの人間は身体が歪んでいる。つまり、何か体調が不良で、何かの痛みや機能的疾患を持っている。高齢者になれば、歪みの無い人はいないと言える。人間には生きているあいだに身体に癖を持つ。例えば、脚を組む時にはどちらかの脚を片方の脚の上に置くことで骨盤が歪み、腰痛を起こす。ゴルフのスイングを右利きで何年も振り回すと、右の肩は下がって体型が歪み、一方に首が回りにくくなって来る。腰痛も起きる。身体に良いと思って過剰に癖をつけると最後には手術が必要になるケースも出てくるのである。腕二本、脚二本の人間は利き腕利き脚があるはずで、長年の癖が病氣を引き起こす。食の偏りもそうである。酒の摂取過剰が肝臓を壊し、糖尿病になることは周知のことである。長年のタバコ喫煙は肺の病氣、特にガンを引き起こすことも知っているだろう。太田式氣功整体は患者への教育の場となる。歪みが何処にあるか伝えて、初回に歪みを矯正して歪みを日常生活に正す方法を教えて行く。病氣は氣が病む、と書く。歪みがあることは氣が病んで、気血が巡りにくい状態なのである。歪みが取れて、氣が流れるようになると痛みが消えて腕は上がり、腰痛脚痛が無くなれば、歩き易くなるのは当然である。別に摩訶不思議なことではなく、東洋医学の理論に基づいた非常に科学的なアプローチなのである。鍼灸は世界保健機構によって医療としてその効果が認められている。太田式氣功整体も中国医学を学んだ私が東洋医学の古典を基に、三十年の経験から導いた安全な医療施術である。氣が正常にスムーズに流れることと歪みを取り除くことを目標に施術すると、抜群の効果が出るのを私は幾度も見ている。不定愁訴に長年悩む患者がいっぺんに軽快するのを見て、笑顔を取り戻すと私は幸せになる。