更年期障害と子宮筋腫

更年期障害は男女共に訪れる。特に女性は障害の来ない女性もいるが、大抵の女性は必ず経験する。女性はある年齢を超えると閉経し、頰が火照ったり、精神が不安定になったり、その他不眠など、さまざまな不定愁訴が訪れる。更年期障害も一人治すと噂が広がり、連鎖的に患者は増える。ある時こんな症状があります、と言って来院した。朝方目が急に覚めてしまい、その後眠れないと言う更年期障害です、と言うから、更年期障害の治療が始まり、何回治療しても良くならないから、詳しく聞いてみると、子宮筋腫があって、拳大のサイズであると言うのである。子宮筋腫も治療の対象になる、と言って治療方針を変えてその治療が始まってじきに完治した。その頃になって、初めて過去の出来ごとを話し始まった。過去に人工中絶をしたことが原因かもしれない、と。中絶後には、胎児の爪や髪の毛が核となって筋腫になる可能性があることを伝えるともっと早く言っとけば良かったと言って笑っていた。東洋医学では子宮筋腫は治らないと思っていたのだと言う。結局手術を避けることが出来た。