地球の重力

目に見えないモノの一つとして何があるか?我々が認識できるモノで一番身近に感じるモノで、昔の人も感じていた誰もが感じる地球の重力、はどれほどの大男、巨人であっても感じて決して敵わないモノである。

私は修行の瞑想中にそれは地球の重力であったと思うが、何度も何度も地球の中心に向かってエレベーターに乗ってものすごいスピードで降りて行く感覚を経験した。もちろん実際のところ現実的にはそんなことはあり得ない。重力を感じた感覚の世界であった。今思えば、私の体内の氣を下に下に引っ張られている、修行の一環であったのだ。私が空勁を相手に打つと相手がドスンと床にお尻をついて倒れてしまう。私の氣に相手の氣が同調しているから起こる現象なのである。そして治療の際に患者が治るのも、この地球の重力と同じような強い氣で患者の邪気を患者の対外に追い出すことで邪気の無くなった体内に正氣が流れることになって即効性のある治療ができることになる。昔の中国の武術家が東洋医学の医師でもあった理由がこの私の理論で説明できる。目には見えない地球の重力を利用して用いているのが空勁である。もちろん、勁にも使えるのである。私がオリンピックの柔道金メダリストや元世界ボクシングチャンピオンを触れずに投げ飛ばして肘が曲がらず指が肩につかなかったのをいっぺんに肘が曲がるようにして肩に指がついたのはこれが理由である。アメリカのフットボールの巨人選手を触れずに投げ飛ばしたり、立てなくなったのもこの理論で説明できる。どんな人間も地球の重力には敵わない。中国の先人たちの自然に対する観察力洞察力はものすごいものがある。地球の重力に体内の氣を同調させる修行法を確立した尤氏長寿養生功が世界一の氣功である、と信じる私の気持ちがこれで理解できることと思う。クリスマスプレゼントにしては遅いが、年の瀬になって来年も太田氣功道場を牽引する私の知り得た経験と知識からの私なりの理論をここに紹介した。遅いクリスマスプレゼントになった。氣功に携わる誰にも体験出来ずにいたことを私が体験して空勁を理論的にも実技でも教授できるようになった私がみんなと共有したいと思ったのである。そして勁空勁、氣の進化は今でも進んでいる。

来年こそは日本全国と世界各国へと太田式氣功整体を中心にして尤氏長寿養生功を弘めて行きたい。