柔道金メダリストの肘

柔道金メダリスト吉田秀彦選手が、オリンピックの試合で相手に投げられた時に手をついて二人の体重を受けて、肘を損傷したことは覚えているだろう。私はあるテレビの番組で吉田選手の肘を治療したことがある。彼が肘を曲げても肩に指は着かなかった。私が勁空勁で投げ飛ばして充分に氣を繋いだ後に肘を曲げてもらうと、肩に指が着くようになっていた。このテレビの番組は全国放送であったから見たことがある人もいるかも知れない。実はこれが太田式氣功整体の成果であった。私のアメリカでの中国医学鍼灸のライセンスは日本で使えない。使えば医師法違反となる。回りには明治大学の柔道部の猛者たちが取り囲んでいる。吉田秀彦選手を投げ飛ばしたりしたら、生きて帰れるかな?と少し不安があったのだが、彼が氣功の成果に驚いて不思議がって興味を持ったので、友好的なやり取りをして無事生還を果たしたのであった。