タヒチアンの祖先

南太平洋のポリネシアの文化、文明の源である祖先は、面白いことに台湾の南の小島の部族である。イースター島の古い人骨の遺伝子と台湾の部族の遺伝子を解析、比較によって判明した。小さな船に乗って、東へ、東へと転々とある島に移り住んでいった。そしてついに、一万五千キロも離れたイースター島にまで到達した。小さな船でどうやってそんな長い航海が出来たかと言えば、海洋航海に長けていたポリネシアの人々はアウトリガーと言う船を作り荒波の時に起こる転覆を防いだ。タヒチからハワイまで航海したことも判明している。実証する為に実証実験でタヒチからハワイまでの実証実験の航海も成されている。一本の細い舟では荒波にもまれて転覆するから、舟の脇にもう一本の木をつけることで、安定性を増して転覆を防いだ。海の民の智慧である。それで発明されて、今の時代でも南洋で作られているのがアウトリガーと言う舟である。食料としてニワトリと大きな地ネズミを一緒に携行した。私が住むことになっている島には人口より多いニワトリが足下を駆け回っている。誰の所有物でも無く、誰でも勝手に取って料理して良いとされているので、私はこのニワトリを料理して鳥料理をキッチンカーで販売してみたいと思っている。フランス語でル・トラックと言われて、ランチやスナックを売っている。ポリネシアの文化では、氣と同じ概念であるマナと言うエネルギーが信じてられている。宇宙のエネルギーでもあり、人間の病気も治すエネルギーでもあるのがマナなので、氣功の氣を説明する必要も無い。面白いことにタヒチアン全員が氣に敏感であるから、鍼灸が即効的に効く。それにタヒチはずっとフランスの植民地であった。フランス人とポリネシアンとの混血が多い。それに中国人の移民が加わり三人種の混血が進みハンサム美人が多い。子どもたちは天使のように純真無垢の心を持っている。前に言ったように微笑みが訪れた者を驚かせる。タヒチアンは伝統的に刺青を全身に入れる風習があるが、カトリック教で刺青を禁止してから刺青の風習は途絶えたけれども、近年、民族復興の意識が起こり、また刺青を入れる若者たちは増えている。若い女性たちも全身に刺青を入れることがある。来年から新しい人生をタヒチでスタートさせるが、私の心には冒険心とロマンがフツフツと湧いてきて、希望と期待で膨らんで来ている。私のライフワークである氣功と治療で収入を得てたくさんの友人に囲まれて紹介に紹介をされた患者も多い。氣とマナは同じであると説明すれば、私のしていることがすぐに受け入れられると信じている。