人生到所有青山

男子が一旦故郷を出たならば、志を達成するまでには帰ること無く、たとえ、死しても墳墓とする所は何処にでも在ると言う、生きがいを持って夢を達成しようとする者への戒めと応援歌である。五十年前に日本を出た私はどうせ死ぬならば日本で死にたいと日本に戻ったのであるが、さらに大志を抱いてまた日本を出ることになった。タヒチからフランス、スイス、ドイツ、ヨーロッパへと旅は続く。尤氏長寿養生功に出会わなかったら、この歳でまた海外にまた出て行こうとは思わなかっただろう。幸いにして身体障害者になったとはいえ、手足を切り落とされた訳ではない。杖をついて歩けるから、世界の何処へでも行ける。飛行機に乗り降りする時にはクルマ椅子が必要ではあるが、体調そのものは大変元気なのだ。神様が許してくださるならば、あと五十年ほど頑張って私の理想とする夢を達成したい。たとえ、タヒチで死んだとしても日本人がビックリするほど綺麗で見晴らしの良い私のタヒチの父親と慕う中国系タヒチアン、 Mr.Lachauxが眠る墓地が在る。