必勝の方程式

野球選手ならば、決め球を持って直球やカーブを絶対的な自信を持って打つ。相撲であれば、押すことなら絶対に負けない、相手に投げをうったら同時に倒れる時には顔から落ちる。柔道であれば、背負い投げではどんな相手にもかけられる、という神業になるまでそのワザとチカラを磨き抜く。我々の尤氏長寿養生功ならば、徹底的に訓練した基本は誰にも負けない、ジャンプ震脚なら、私の震脚は道場の外側五十メートル離れたところで私の震脚の音が聞こえる、という伝説的な話が残っているほどに鍛えられた脚力。それぞれの分野での勝利の方程式というものがある。私はジャンプ震脚と立禅、座禅に取り組んだ回数と瞑想の総時間は、私の同輩、先輩達には絶対負けることは無い、との自負を持っている。震脚は二十年のあいだに七百二十万回、立禅座禅の瞑想時間は四万四千四百四十時間にも及ぶものであった。私が毎日練習に行っていたので、回数と瞑想時間を簡単に計算できるのである。東洋医学鍼灸では、患者と私の氣のコネクトが出来れば、治療の効果が必ず出るという自信があるところまで氣を蓄え、その手段は何であれ、自分の氣を以てして難病でさえも改善できる自信を持つことが我々の必勝の方程式なのである。