氣功武術の精神性

東洋には、特に日本にはどんなものにも特に武術にはその背景に精神性がある。その精神性は気高く、その中でも、尤氏長寿養生功のそのワザは究極のもので、人の心を打つものである。であるからワザと心は同じものになる。そしてついに、国境と人種の壁を越えて世界の人々に救済の手を差し伸べながら大きな影響を与えることになる。ドクター尤老師が求めていたものは自由と人々の救済ではなかっただろうか?中国で迫害を受けた後、齢八十でアメリカに移り人種のるつぼのサンフランシスコで尤氏長寿養生功を教授したのは自由を求めての行動であったに違いない。世界に向けてのメッセージがあったと私は思っている。サンフランシスコでは五百名の道場生が集まったと聞いている。人生最晩年になってアメリカに移住した事実も合わせて考えるには尤氏長寿養生功を世界に弘めたかったとの意志の表れであると思われる。私はそのご意志と精神性を受け継いで、タヒチに移り住んでフランス、ヨーロッパ諸国、オセアニア諸国へと進出する。願わくは、ドクター尤老師のご加護を私に賜わりたい。ドクター尤老師と師母は今も私の胸の中で生きている。自由と平和の実現を願っているはずである。