不眠症

不眠症東洋医学では、陰と陽のバランスが悪くなって陰のエネルギーが少なくなって相対的に陽のエネルギーが多くなり過ぎて夜の陰気が体内の陽気を抑え切れない状態であると説明する。太極拳の太極マークの陰の部分が小さく、陽の部分が大きくなっていることを想えば分かり易いだろうか?この場合、自律神経の交感神経と副交感神経の問題だから、耳の置鍼をするのは当然のことである。耳の置鍼と数本の鍼で軽快する。私は何人もの不眠症の患者を治療した。夜寝る前に食事して眠られなくなることもある。足が冷えて頭に熱のある場合も眠られない。タヒチで友人の父親の不眠症の治療を頼まれて良く聞いてみると、リタイアして仕事をしなくってこの症状が出たと言うので、もう一回仕事に戻り毎日疲れたら眠られると冗談を言った。鍼を打った途端にいびきをかいて、ソファーで寝ていた。