発勁の手順

中国武術を目指す者ならば、誰でも発勁を習いたいものである。が、簡単に一朝一夕に出来るものではない。先ず第一にに勁を起こすだけの圧倒的な氣のエネルギーが必要である。第ニは相撲のテッポウの要領で壁を押す。何万回と壁を押して壁が崩れるほどに押す。それで出来た筋力で両肩を押してもらうのである。こちらの体勢が崩れるほどのチカラで押す人間を押し返すのである。この時に肩にチカラが入ってはいけない。リラックスして押し返す。圧倒的な氣エネルギーがあれば、押し返すと、相手は倒れるのである。ここまで簡単に言うが、実際は口で言うほど、簡単ではない。腕の使い方やいなして、チカラを分散する技術が必要である。何度も言うが、口伝がある。入会して実際に手を取り足を取ってもらう一対一の指導が必要である。いづれ本を書く。写真付きの丁寧な手順を説明することとしよう。なぜ站椿をするかがその時分かる筈である。